こんな冷たい夜更けに
妙にクリアな悪夢と出会う
悪夢は氷の様な長い爪で、ゆっくりと脳内を引っ掻き回す
徐々に
徐々に
徐々に
何度となく繰り返される繰り言に奴の遠吠えが重なって、熱く、深く、神経を焦がす
いつか覚めるのが夢なんだと、アイツが笑って言った言葉が。
もしそれが本当なら
このクリアな悪夢もいつかは終わる。
…そうだよな?
現実という名で縛られた、やけにリアルな夢の中。
いつか迎える明け方の空の名前を知った。
(c)Kyouzaki