アンドロイドについて

アンドロイドと言うのは、人に似せて作り上げられた機械の事と認識している。

人の形をしていながら、人ではない。それがアンドロイド。
機械だからこそ失敗をする事は無い。全てを計算で片付け、それが間違う事は殆どないだろう。
完璧な種族だ。

人間は、何故アンドロイドを作ろうとするのか?
アンドロイドを作る事は果たして何の役に立つと言うのだろうか?
警備?福祉?介護?それらのどこに人型でなければならない理由があるのだろう?
ただの自己満足に過ぎないのではないだろうか。私はそう思う。
つまり、人間は『人間こそが選ばれしモノであって、人間こそがこの世界の中で一番優れた物である』と思い込んでいる。哀れな事に。
故に、その『完璧』な人間の形をした者を作り上げると言う事は人間にとって『素晴らしい』事なのだろう。

アンドロイドを作り上げようとする彼らはこう謳う。
 アンドロイドこそが人間に必要である
 アンドロイドこそが次世代を支える大きな基盤となるだろう
 アンドロイドこそが人間に架せられた最大の目標だ
 アンドロイドこそが私達の………
彼らの言葉は溢れ出し、氾濫し、留まる事を知らない。

しかし、私はそれが破滅への道だと思うのだ。

人間は不完全である。それに対し、アンドロイドは完全だと予想される。
人間は愚かだ。それに対し、アンドロイドは崇高であると予想される。
人間は脆い。それに対し、アンドロイドは壊れにくいと予想される。

それが何を表すか?
『新しい種族の誕生』だ。

完全で完璧な種族。
この愚かしいイキモノとはかけ離れた無機物。

少し思い出して欲しい。
今まで沢山の種族がこの地球上に生まれ、滅んでいった。
滅んでいった物達は何か?……敗者である。
完全ではなく、完璧でもなく、ただただ愚かだった者達。

となると、アンドロイドと言う新たなる種を作り上げると言う事は、すなわち、人間という愚かで不完全な種族の根絶に繋がるのではないだろうか?



全て、推測上の話だが……








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